消え行く昭和の風情
本来ならばもう終了している築地の場内市場……。
もう少し楽しめそうなので、まだ行っていないお店にチャレンジしてみました。
ご飯はご飯でお腹いっぱい頂いたんですが、今日はチョット趣向を変えて喫茶店のご紹介♪
6号館の『愛養』さんと1号館の『木村家』さん。
お目当てのご飯屋さんの開店時間より早く着いてしまったので、食後のコーヒーならぬ食前のホットミルクコーヒー、450円。
『愛養』さんは、ミルクコーヒーなんですよ、カフェオレでなく。
この時期、夜明け前は肌寒く、アツアツのミルクコーヒーが身体をポカポカにしてくれます♪
カウンター奥のお客さんが新聞を広げながら煙草をプカプカしてたので、
『マスター、灰皿貸して下さいな。』って言ったら、
『灰皿ないの、下に捨てて。』って!
地べたを見れば吸い殻がチラホラ……。
う~む、昭和だ。
ポイ捨て禁止がすっかり身体に染み着いてしまった今、マスター公認とは言え、なかなかお店の床には捨てられませんぞ。
お会計の時、『あれ、吸わなかったの?』と聞かれたので、鼻を膨らませて
『次、頑張るっ!』って言ってきました。
二軒目は、茂助だんごのお隣、『木村家』さん。
お団子を買いながら、いつも店頭に並ぶサンドイッチが気になっていました。
こちらではパインジュースを注文、420円。
ジュースに刺さっているのはpenではなくストローです。
よく見りゃこちらの床にも吸い殻がチラホラ。
各テーブルに百円ライターが置いてあるのに灰皿は無し。
床捨ては掟かっ!
場内の喫茶店で煙草を吸うには、昭和の根性が必要ですな……。
『木村家』さんのテーブルには脇に底を切り抜いたペットボトルが逆さに下がっていて、老眼鏡が入っていました。
地味に嬉しいサービスです♪
どちらのお店も豊洲移転の準備をしていらっしゃる様ですが、この風情は場内でしか味わえないでしょうね~。
そうそう余談ですが、愛養さんでミルクコーヒーをすすってると、場内で働く常連さんですかね、『おはよー』って入って来てカウンターに座るんですな。
そしたらマスターが『どぶろく?』って聞くんですよ。
喫茶店でしかも朝っぱらからどぶろく?
どぶろく?
常連さんの前に出てきたのはアイスミルクでしたっ!