またまた湿原号♪



SLばかりをパシャパシャ撮って喜んでいる様じゃぁただの鉄ちゃん!

今回は客車のご紹介♪

運転日によって客車4両の前後を緩急車で挟む編成もありますが、
5両編成+緩急車が基本でございます。
緩急車については前回、ザックリ過ぎるほど簡単に説明しましたから
もういいですか?
やりますか?
いいですか?
やりますか?

日頃、皆さんが普通に乗ってる電車や列車、あれには各車両に
ブレーキが付いておりまして、運転士さんがレバーをクイッとやりますと
全部の車両にブレーキがかかる訳です。
それに対しまして機関車が引っ張る客車や貨車はブレーキは
付いているんですが運転席と連動していない。
…あ、これだいぶ昔の話ね。
そこで緩急車に乗った車掌さんが運転士からの合図で
せっせとブレーキをかけていたんだそうな…。
どんな合図かって?
機関車の合図と言えば汽笛でしょう、やっぱり。

後に運転席から各車のブレーキ制御が出来る様になっても、
後方の安全確認と安全確保の為に永く最後尾に連結されていたのでした。
ちなみに記号は“ヨ”
車体の横に書いてある文字ですな。(湿原号のはヨ3500形)

これが緩急車でなく、車掌室付きの客車になると記号は“フ”、
食堂車は“シ”、寝台車は“ネ”と、こうなる訳です。

ほんの少し横道に逸れましたか?

客車の話です。
5両の客車の内、2号車だけが少々形状が異なります。
他の車両よりレトロなんですな。
スハシ44形と言いまして、この記号を簡単に説明致しますと、
車重が37.5t~42.5t未満の普通車と軽食堂車、構造は一般形客車で
2軸ボギー車、となります。
これ、元々は昭和20年代後半に製造されたスハフ44形を改造した車両で
一両しか存在しないレア物。
内部は四人がけのボックスシートと軽食堂の部分をこれまた改造した売店。
パンや牛乳、お弁当にビールから始まって、ヨーグルトやスルメ、
記念のオレンジカードにC-11のチョロQと、思わず
『全部頂戴っ!』
と大人買いしたくなる物ばかりが並んでいます。

片方の写真、行き先プレートの脇で僕がニヤケていますが、
これは“スハフ14 505”
簡単に説明致しますと、車重が37.5t~42.5t未満の普通車で車掌車付き、
構造は軽量客車で2軸ボギー車、となります。
505は製造番号ね、505台目に造られたって訳です。
しっかり確認しなかったけれど、
多分2号車以外はこの14系だったんじゃないかしら…。
鉄ちゃんじゃないと中々そこまでは目が行き届かないもんです。

車内の写真はスハシ44、2号車です。
リザーブした席は5号車ですが、売店を見に来たついでに
ダルマストーブの前で撮らせて貰いました。
奥に見えるのが売店です。
天井のライトと扇風機、そして板張りの床が何とも素敵でしょ?
網棚もちゃんと網です。
湿原号の目玉、ダルマストーブは各車両に設置しており、
友人がスルメや干し氷下魚(こまい)を沢山持ってきて焼いてくれました。
スルメが焼けてくると車内に香ばしい匂いが立ち込めてもうそれだけで
ビールがグビグビ進みます。
各地に観光SLが走っていますが、今までわざわざ乗りに行く人たちを見ては
『別に運転出来るじゃなし、どうせ乗ってしまえば只の客車でしょ?』
と思っていました。
ところがどっこい実際に乗ってみると、風情よし、乗り心地よし、ビールよし、
景色よし、スルメよし、ビールよし、ビールよし、みんなよしの言うことなしでした♪

そろそろ鉄道ネタ飽きてきた?


まだ少し、SLの写真が残ってます…。


Posted at 2009年03月3日 [火] 0:10 | カテゴリー:雑記 |