チョットだけバックステージツアー♪
夢の舞台を終え、今日からまた通常営業でございます。
しっとりと優雅にナレーションしたり、必死に笑いを堪えながらナレーションしたりしております。
合間にちょっくらブログタイム♪
【ラヴ・レターズ】の舞台裏を少しだけご紹介しますね。
まず最初の写真は『着到板』。
役者やスタッフが劇場入りした時に名札をひっくり返し、『小屋入りしたよー』と知らせる出席簿の様なモノ。
『到着板』ではなく、『着到板』なんですね。
開演30分前になっても赤い名札があると、舞台監督は青くなります。
支度の大変な女優さんは早く小屋入りします。
春菊さんももういらしてますね。
演出家の青井さんは赤い名札、大名出勤ですな。
あ、因みに舞台役者の多くは劇場を『小屋』と言います。
昔ながらの『芝居小屋』の方が『劇場』って言うよりしっくりくるんでしょうね。
『明日、シアターには何時にIN?』なんてスカした野郎にはお目にかかった事がありません。
お次の写真は『公演スケジュール表』。
正式名称は知りません。
今回の【ラヴ・レターズ】は木曜からキャストを代えて公演しており、終わった組は名前の上に可愛いラヴレターのシールが貼られていました。
大概は手書きのスケジュール表にマジックで×印をつけていきます。
長くハードな舞台の時は、なかなか×印が増えずゲッソリしてみたり、そのくせ千穐楽が近づくと×で埋まった表を眺めて感慨深く感傷的になってみたり……。
最後のステージは、その後すぐにバラシになるので、大抵×印を書かれぬまま、表ごとひっぺがされる運命なのですが、帰り際に見たら僕と春菊さんのところにもちゃんとシールが貼られていました♪
最後の写真は楽屋前。
中はナイショ♪
出演者が少ないので広い楽屋を独り占めさせて頂きました。
宝生流宗家から頂いた暖簾がイイカンジでしょ?
多くの先輩達がこの楽屋で身支度をし、心を鎮めて開演を待ちました。
板付きのアナウンスがされると本を片手に気合いの息をひとつついて、舞台袖へ向かった事でしょう。
僕の『憧れの舞台』の本番は、小屋入りした瞬間から始まっていました。
楽屋の香りから椅子の座り心地まで、全てが【ラヴ・レターズ】でした。
プチバックステージツアー、如何でしたか?
素晴らしい機会を下さったPARCO劇場さん、作品の奥深さを丁寧に教えて下さった青井陽治さん、とってもキュートで小悪魔チックなメリッサ・内田春菊さん、そして作品の感動を共に分かち合って下さったお客様に、心から感謝致します。
とーちゃんかぁちゃん、【ラヴ・レターズ】に俺は出たどぉーっ!