再び感動のスタンディングオベーション♪
★【THE One】の朗読劇も無事…ぁこっちブログだから★要らなかった!
えー朗読劇も無事に終わり、爽快な脱力感に包まれております。
今回も短い公演にかかわらず、大勢のお客様にご来場頂きありがとうございました。
サウンドシアターさんには前回の【THANATOS】に引き続き二度目の出演になりますが、前作がとても好評でしたので、実は今回、少々プレッシャーを感じちゃっておりました。
しかし、今回も素晴らしい脚本を頂き、スタッフ、キャストの皆さんとも呼吸をピタリと合わせて作品の世界に入っていく事が出来ました。
要らぬプレッシャーだった。
このカンパニーはホントに短い期間で作品を仕上げてしまいます。
僕が最初にお世話になった【THANATOS】も前作から確か三ヶ月余り、そして今回の【THE One】も【THANATOS】から四ヶ月。
原作もなく、ストーリーをゼロから書き始め、音楽を作り、美術からキャスティングからぴったりフィットする衣裳の準備から劇場の手配からお弁当の手配から何から何まで一気に作り上げてしまいます。(コノカンパニーノオベントウハイツモスゴクオイシイ)
今回、二度目の出演で改めて思いましたが、作品に関わる全ての人の中に舞台の完成形がしっかりと見えていて、チームの連携がピシッと取れているので何一つ滞る事無く出来上がって行く印象がとても強いカンパニーです。
もちろん、どの作品も初演なのですから実際は『何も問題無く』という事はあり得ない筈ですが、少なくとも僕が演者として参加する段階では何も問題は無く、何のストレスも感じさせずに迎え入れてくれるカンパニーです。
舞台に立つのにストレスが一個も無いって普通は考えられない事なんですよ。
多かれ少なかれ必ず…………ん、なんかあった様な気がする、ちっちゃいストレスが……。
サウンドシアター名物、少ない稽古で劇場入りし、これまた短い時間でテクニカルリハーサルをこなします。
テクリハとは、セリフと音楽や照明、効果音などのタイミングを合わせ、スモークや桜吹雪の量、マイクと楽器との音量のバランスなど山ほどやる事があるのですが、音響さんも照明さんも舞台監督さんも初演の舞台をまるで何度も再演しているが如く軽やかに作り上げて行きます。問題点や誤差の修正も試行錯誤する事なく一発でピタリ。正にプロフェッショナル。
これはバンドメンバーの音合わせも同じ。
『あそこ、アレね。』
『オッケー。』
『太鼓もオッケー?』
『オッケー。』
それだけかいっ!
びっくりするほどシンプルなコミュニケーション。
写真は二日目の本番前の音合わせ。
言葉ではなく、お互いガッチリとアイコンタクトを取りながら奏で合う姿が本当にカッコイイです。
……オイコラ美鵬、
……直三朗ちゃん、
……ギターとヴァイオリンやってるよ、
…………アイコンタクトは?
カメラとアイコンタクト取ってどーすんだよっ!
ま、アレです。
ホントにね、何も心配せずに舞台に立たせて貰えるんです。
ピットにスーッと入ったらクルーが一丸となってタイヤを替えて燃料を入れてヘルメットのシールドを拭いてくれて、
『ホレ、思いっきり走って来いっ!』
みたいなF1のレースカーにでもなった感じ。
しかもとっても自由に走らせてくれるんです。
演じる度に少しずつ変わるニュアンスや新たに発見した役の感情にもバンドはもちろん、照明さんや効果さんがばっちりフォローしてくれる。
実際に舞台上で朗読チームとバンドメンバーがアイコンタクトを取る事はありませんが、互いにセリフと音楽を聴き合ってその場面の最高の瞬間を作っていきます。
全ステージを観ていたメイクさんも毎回違う舞台になっている事に驚いていらっしゃいました。
素晴らしいスタッフ、キャストに恵まれ、生の舞台ならではの醍醐味を存分に味わいながら、二日間、全力で走り抜ける事が出来ました。
そして何よりも、我々の舞台を楽しみにお越し下さった皆さん、ありがとうございました。
短い公演でご都合も合わせ辛い中、全国からお運び頂いた事、心より感情申し上げます。
サイン入りチラシにご応募して下さった皆さん、北は北海道、南は鹿児島まで、ぁチョットご紹介しますね。
北海道、青森、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、新潟、長野、静岡、愛知、岐阜、滋賀、三重、富山、石川、奈良、京都、大阪、兵庫、岡山、徳島、高知、愛媛、福岡、長崎、熊本、宮崎、鹿児島
本当にありがとうございました。
この舞台、少しでも皆さんの心の栄養にして頂ければこれ以上の喜びはありません。
これからも素敵な舞台をお届け出来る様、精進して参りますのでよろしくお願い致します。
…………ね、美鵬ちゃん♪
あったあった!
ストレスっ!
『平田さん、今回もアフタートークの仕切りよろしくね、中身はお任せで♪』