ふたつの舞台を終えて……
Pカンパニー公演【虎よ、虎よ】
クリエ プレミア音楽朗読劇【ヴォイサリオン 女王がいた客室】
お陰様で無事に千穐楽を迎える事が出来ました。
思えば8月の暑い日、昨日は道三、明日はコンシェルジュと、稽古場巡りに明け暮れておりました。
福田善之先生の新作、真田幸村に続きまたも時代物。
歴史に疎い僕としては、時代背景やら人物相関図やら、ほぼゼロからのお勉強。
所作から殺陣まで、また新たな経験をさせて頂きました。
この歳で和物の所作や殺陣が新たな経験というのも困った話ですが……。
でもね、幾つになってもチャンバラは楽しいっ!
シェイクスピアの舞台でフェンシングは多少やってきましたが、男の子はやっぱり刀でチャンバラに燃えるものだと再確認。
三本も差してるゾロなんか、きっと楽しくってしゃーないんでしょうな……。
サスケ役の林さんも殺陣のシーンになると目付きが変わっていましたぞ。
後先考えずにファイトするから、殺陣の後はみんなゼーハーゼーハー、JAEの皆さんの様にはいかないもんです……。
福田先生の描く新たな斎藤道三と息子の関係、お楽しみ頂けましたでしょうかしら。
息子の手に掛かり本望を遂げた道三は、三日後、ロシアの没落貴族に生まれ変わります。
ホンマかいなっ?
文翁さんの作品では、いつも素敵な方々と共演させて頂き、とても刺激的♪
憧れの山路さんは勿論、宝塚の頂点で輝き続けた水夏希さん、そして説明不要の竹下景子さん。
少ない稽古にも関わらず、皆さんの磨き抜かれたお芝居を全身に浴びながら、ロシア貴族として楽しく没落出来たのは、俳優として、声優として、至福のひと時でした。
ラストには舞台と客席がひとつになって温かい拍手に包まれ、千穐楽にはスタンディングオベーションまで頂き(文翁さんは独りガッツポーズをしていた様ですが)、そんな中で竹下景子さんにキャスト紹介して頂いて…………
僕の名前を言って頂いて……
ダメだ、思い出すたび顔がニヤける(*≧ω≦)♪
時代劇と朗読劇、それぞれに違った経験をし、そのどれもがきっと将来の肥やしになる、充実した夏でした。
お忙しい中ご来場下さった皆さん、足しげく通って下さったお客様、遠方からお越し下さったお客様、応援メッセージやご感想を寄せて下さった方々、残念ながら観劇が叶わず、代わりに一生懸命 念を送って下さったファンの皆様、本当にありがとうございました♪
これからも素敵な作品を皆さんと一緒に楽しめる舞台、大切にしていきたいと思います。
舞台に限った事ではありませんが、ひとつの作品を創る時、多くの人が知恵を絞り汗をかき、そしてチャレンジをします。
今回も大勢のスタッフや共演者の新たなチャレンジを目の当たりに出来た事、その中の一人になれた事に心から感謝します。
関係者の皆さん、そしてお客様、ありがとうございました!